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上海フェリーが9月末で運航を停止、中日国際輪渡が本船の運航を引き継ぐ
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上海フェリーが9月末で運航を停止、中日国際輪渡が本船の運航を引き継ぐ

 フェリー蘇州号により大阪〜上海間で週1便の貨客サービスを行ってきた上海フェリーが、新型コロナウイルスの影響による採算悪化で9月末で運航を停止する。

 ただし、投入船の蘇州号は、やはり阪神〜上海間で週1便のフェリー運航を新鑑真により実施している中日国際輪渡(日本総代理店:日中国際フェリー)が、裸用船して運航を引き継ぐ。

 これにより10月以降も阪神〜上海間のフェリーサービスは、週2便が維持されることになる。

 現在の両社サービスの寄港曜日は、上海フェリーが大阪(金)〜上海(日-火)〜大阪(木)。一方、日中国際フェリーは大阪と神戸を交互に寄港する形態で、阪神(火)〜上海(木-土)〜阪神(月)となっている。

 蘇州号については中日国際輪渡に運航が引き継がれた後も、11月末までは従来通り大阪〜上海のシャトル運航を現行の定曜日で継続するが、12月からは新鑑真と同様に大阪と神戸を交互に寄港する運航形態への変更が予定されている。

 運航を停止することになった上海フェリーは、1992年に中国側がCosco、日本側は8船社の共同出資で設立した上海貨客船により、日中合弁会社として設立された。日本の8社は日本郵船/商船三井/NSユナイテッド海運/川崎汽船/商船三井近海/第一中央汽船/飯野海運/商船三井客船。

 一方、運航を引き継ぐ中日国際輪渡は、1985年にCoscoと日中国際フェリー(太平洋汽船/日本郵船等が出資)により、日中合弁会社として設立された。

 今回、上海フェリーの蘇州号の運航が中日国際輪渡に引き継がれ、阪神〜上海航路の週2便サービスが維持されたのは、両合弁会社の中国側パートナーであるCoscoの強い意向が働いたものと見られる。

 上海フェリーは新型コロナ感染拡大の影響で、2月に運航を一時停止、その後、貨物輸送のみ取り扱う形で運航を再開していた。

Last Updated : 2020/09/25