ドイツの重量物船社SAL Heavy Liftは10月5日、同業の米船社Intermarineの主要株式を取得したと発表した。
Intermarineは30年以上にわたって、北米/南米/カリブ海などでブレークバルク定期船サービスを展開しており、最大クレーン揚力400トンを含む6200〜8400 D/Wトン級の多目的船7隻を運航している。
同社は2018年に、独船社Zeabornと合弁会社Zeamarineを設立して事業統合したが、ことし2月のZeamarine破綻に伴い合弁を解消していた。
今後、IntermarineはSALグループ内の独立したブランドとして存続し、マネジメントにはRichard Seeg社長、Chad Call副社長ら従来の経営陣に加え、新たにCEOとして業界で40年の経歴を持つSven Andersen氏を迎え入れた。
SALはIntermarineを傘下とすることで、米州と大西洋航路を強化する。南米航路のほか、吃水の関係でアクセスが制限されていた河川デルタ地域でのサービスが提供可能になる。一方Intermarineは、SALの重量物船隊が利用できるようになる。
SALのMartin Harren・CEOは「Intermarineがグループの一員となり、アフリカ/南米/北米/欧州間の重要なトレードを組み合わせた大西洋サービスが提供可能になった。その相乗効果はすぐに明確になるだろう」とコメントしている。