国土交通省中部地方整備局はこのほど、中部地方と九州地方の農産物を共同でシンガポールへ輸出するトライアルを、12月18日に行うと発表した。
中部地方整備局は昨19年度、中部地方の農産物を冷蔵コンテナでシンガポールに輸送する試験を行っており、この結果、多品目の混載輸送および年間を通した輸出の可能性を確認したほか、通関・バンニングを市場でも行えるようにするなどの方策の提案を行っていた。
今20年度は、通年での十分な荷量の確保や品揃えの強化を想定して、九州産の農産物を内航RoRo船によって清水港に集めた上で、中部産品と合わせてシンガポールへ輸送する試験を行うもの。
具体的な輸送品目は、九州産のサツマイモ/白ネギ/イチゴや、中部産の小松菜/ホウレンソウ/イチゴなどとしている。
中部地方整備局は今回の輸送トライアルについて、「鮮度が重要な農産品は航空輸送が主流だが、近年は長期間にわたり鮮度を保持できる高機能な冷凍・冷蔵コンテナが開発されてきたことで、航空輸送と比較して輸送費の大幅な抑制が可能な海上輸送の可能性が探られている」としている。