日本海事センター・企画研究部がこのほど発表した財務省貿易統計に基づく「日本〜中国間の2020年10月コンテナ荷動き」によると、日本発の往航が前年比17.7%増の100.9万トンで4ヵ月連続で前年比2桁プラスとなった。
荷動き量が100万トンを超えたのは18年10月以来2年ぶりとなる。また、貿易額は10.8%増の7970億円となった。
品目別では1位の「木材パルプ、古紙、板紙など」が55.8%増と大きく伸びたほか、2位の「プラスチック及びその製品」も18.2%増と、上位10品目のうち9品目が前年比プラスとなった。
一方、中国発の復航は4.0%減の167.2万トンで6ヵ月連続のマイナス。品目別では好調な「家具・寝具」が20.5%増となったものの、鉄鋼製品(12.5%減)や木材(9.7%減)などが前年比マイナスとなっている。
