日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statistics Ltd. (CTS)の統計に基づく「アジア〜欧州間の2020年10月コンテナ荷動き」は、アジア発の往航が前年比7.0%増の136.4万TEUで4ヵ月連続のプラス、10月単月として過去最高の荷動き量を記録した。
10月往航のアジア積みは、中華地域(中国、香港)が11.1%増の2桁プラスとなった。また、北東アジア(日韓台、極東ロシア)は7.3%減と落ち込んでいるものの、東南アジアは0.1%減と前年レベルにまで荷動きが回復している。
一方、欧州発の復航は1.8%減の75.5万TEUで4ヵ月ぶりのマイナス。アジア側の揚げ地は、中華地域が5.5%増、北東アジアが12.4%減、東南アジアが10.0%減と中国以外の地域が2桁減となっている。
