Cosco ShippingグループのCosco Shipping Ports（中遠海運港口、以下Cosco Ports）は1月27日、サウジアラビアの港湾オペレータRed Sea Gateway Terminal（以下RSGT）の株式20%を取得すると発表した。

　Cosco Portsの子会社Sound Joyceが、RSGTの親会社Red Sea Portsと株式買収契約を締結したもので、取得額は1億4000万ドル。これによりRSGTの株式比率は、Red Sea Ports：60%、Cosco Ports：20%、サウジアラビア政府系ファンドPIF：20%となる。

　RSGTはJeddah港のコンテナ・ターミナルRed Sea Gateway Terminalを管理・運営しており、年間コンテナ取扱量520万TEUを誇る。

　Cosco PortsはRSGTの株式取得について、「Jeddah港は紅海地域に位置し、主要航路だけでなく、中東および東アフリカのコンテナ市場を幅広くカバーしている戦略的な港湾だ。将来の海事貿易の成長に伴い、同港におけるコンテナ取扱量は今後も増加し続けると考えている」とコメントした。