ロシアのFESCO Transportation Groupはこのほど、穀物の入ったコンテナをロシアKhabarovskからVladivostok商業港を経由して中国・青島と赤湾へ初輸送した。
1月15日に、計300トンの穀物を搭載した40'コンテナ12本が、同社のコンテナ列車に積み込まれた。同コンテナはKhabarovskのStroyopttorgターミナルからVladivostokを経由して、FESCOのコンテナ船サービスにより青島と赤湾に輸送された。全行程のトランジットタイムは14日としている。
FESCOでは、1月中に中国向け穀物を搭載したコンテナ約4000本を輸送する計画で、将来的には定期的な運航も視野に入れる。
中国市場は、ロシア極東からの穀物輸出先として有望な市場のひとつ。FESCOは2018年夏から、シベリア発・極東ロシアへの定期コンテナ列車を運行し、カムチャツカやマガダン向けの海上輸送と合わせた複合一貫輸送を開始していて、同年にはクラスノヤルスク地方から中国向けの最初の穀物輸出を実施している。