日本郵船(NYK)/商船三井(MOL)/川崎汽船(KL)のコンテナ船事業の統合会社Ocean Network Express(ONE)の21年3月期第3四半期(20年4〜12月)決算は、売上高が前年同期比8.7%増の96億7300万ドル(約1兆157億円)、税引き後利益は16億2600万ドル(約1707億円)で、前年同期の1億3100万ドル(約137億5500万円)の12.4倍となった。
貨物量減少が深刻だった上期から一転して、第3四半期に入ると荷動きが急増し、北米航路の市場荷動きは25%増加、世界全体でも8%ほど増加した。
そのため、ONEでは北米航路・欧州航路ともに消席率が100%以上の運航状況で推移し、運賃市況も高騰したことで、今回の好決算となった。
累計でなく第3四半期(10〜12月)だけを見ると税引き後損益が9億4400万ドルで、上期(4〜9月)が同6億8200万ドルだったのに比べ、半分の期間で上期の1.4倍の税引き後利益をあげたことになる。
