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LA/LBの混雑が深刻化、解消めど立たず
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LA/LBの混雑が深刻化、解消めど立たず

 Los Angeles(LA)/Long Bech(LB)港の混雑が深刻化している。Ocean Network Express Japanによれば、2月4日現在、約36隻のコンテナ船がLA/LB両港沖合で待機しているという。加えて、荷役作業員の不足により、本船着岸後、荷役開始まで10日間前後かかるケースも発生している。

 今後は、春節(旧正月)前の駆け込み需要増もあって、米西岸到着ベースで少なくとも 2 月末まで荷動き量が減少せず、港湾混雑も続くと見込んでいる。

 混雑が続くLA/LB両港では昨年9月以降、コンテナ取扱量の2桁増が続いているが、ことし1月に入ってもその勢いは衰えていない。

 一方で新型コロナウイルス感染拡大の影響は深刻で、昨年12月以降にコロナに感染した港湾関係者は600人以上にのぼるとしている。このため荷役作業に当たる十分な作業員を確保できず、ターミナル内の混雑がさらに悪化している。

 両港の混雑を避けるため、一部船社が代替港としてOaklandへの寄港に変更するなどしているが、そのOaklandでも混雑が発生しつつあり、港湾混雑はLA/LBだけの現象ではなくなってきている。

Last Updated : 2021/02/12