Ocean Network Express(ONE)は2月10日、 商船三井(MOL)およびオランダのGoodFuels社と共同で、バイオ燃料を使用したコンテナ船の試験運航に成功したと発表した。
試験では昨20年11月にRotterdam港で、4800TEU型コンテナ船MOL Experienceに、使用済み食用油などの廃油から作ったバイオ燃料を通常の重油と混合して、欧州〜北米間の大西洋航路を運航した。
検証の結果、性能において石油から精製する船舶用燃料と遜色ないことが確認された。
このバイオ燃料について、GoodFuels社では、実質的に硫黄酸化物を含まず、化石燃料と比較してCO2排出量を80〜90%削減することができるとしている。
また、このバイオ燃料の使用にあたって、エンジンや周辺機器などを変更する必要はないとされる。