日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statistics Ltd. (CTS)の統計に基づく「アジア〜欧州間の2020年12月コンテナ荷動き」は、アジア発の往航が前年比6.7%減の145.7万TEUで5ヵ月ぶりのマイナスとなった。
この結果、20年の累計荷動き量は5.4%減の1575.9万TEUで、5年ぶりに前年比マイナスとなっている。
往航の20年累計のアジア積み実績は、中華地域(中国、香港)が3.4%減、北東アジア(日韓台、極東ロシア)が14.6%減、東南アジアが7.9%減とすべての積み地が前年比マイナスとなった。
一方、欧州発の復航は12月が2.8%増の67.5万TEUで2ヵ月連続のプラス。20年累計は0.3%増の819.3万TEUで前年と同水準となった。また、アジア側の揚げ地別では、中華地域が6.8%増、北東アジアが6.2%減、東南アジアが8.4%減となっている。
