米連邦海事委員会(FMC)は2月17日、コンテナ船社とターミナル・オペレーターに対して、ディテンション(コンテナの返却延滞料)およびデマレージ(超過保管料)の課徴状況について情報提供を命じ、この調査をもとに両サーチャージが適正に運用されているかを判断すると発表した。
調査対象はLos Angeles/Long Beach/New York/New Jerseyに寄港している船社とターミナル・オペレーターで、アジアなどの出荷国への空バン返送状況や、米輸出荷主へのコンテナの提供状況についても、情報提供を命じるとしている。
米国では新型コロナ下での港湾混雑やコンテナ滞留により、荷主が高額のディテンションやデマレージを負担していることや、船社が空コンテナの出荷国への早期返送を優先して、米国荷主が輸出のためのコンテナを確保しにくい状況にあることなどが問題視されている。