ドイツの重量物船社SAL Heavy Liftとオランダの重量物船社Jumboは3月2日、合弁会社を設立する意向を発表した。両社の船隊の大部分を統合し、エンジニアリングや営業活動で連携する。
両社は発表で「Jumbo-SAL-Allianceとして、船隊の共同運航により輸送効率と柔軟性を向上させ、ブレークバルク貨物と超大型貨物の双方で、顧客が安心できるロジスティクス・ソリューションを提供する」とコメントしている。
合弁会社設立には、ドイツ競争当局の認可とオランダ法への適合が条件だが、両社はすでに手続きを開始したとしている。
SALは550〜2000トンの吊り上げ能力を持つ重量物船22隻を運航中。昨20年10月にはグループ会社として米船社Intermarineを加えている。
一方、Jumboは650〜3000トンの吊り上げ能力を持つ重量物船を含む10隻を運航している。