日本通運の東アジアブロックは、中国・蘇州発ベトナムHanoi向けクロスボーダー鉄道輸送サービスを2月24日から開始した。
現在、中国から東南アジア向け海上輸送のスペースが逼迫しているため、安定したリードタイムを提供できる輸送ルートの確保を図って、新たな陸送サービスを開発したもの。
企業が集積する華東エリアにある蘇州西駅を発駅とし、南寧南駅を経由して、イェンビエン駅(Hanoi)に達する。リードタイムは8〜10日と安定しており、海上輸送やトラック輸送の混雑時のBCP対策として有効であるうえ、環境対応の輸送サービスとなっているという。
日通では今後、ベトナム発中国向けの鉄道輸送サービスの開発をさらに進めるほか、鉄道とその他の輸送モードを組み合わせた輸送サービスを検討する方針としている。