Maerskはこのほど、極東アジア〜欧州間で鉄道輸送シベリアランドブリッジ(SLB)を利用した複合一貫輸送のAE19サービスにおいて、日本積み貨物のみで編成したコンテナ列車(ブロックトレーン)を仕立てて、横浜からFelixstowe向けに40'コンテナ40本を輸送したと発表した。
日本積み貨物のみでのブロックトレーン編成は同社初となる。
輸送されたのはスポーツウェアなどの商品で、1月に横浜からVostochnyへ海上輸送したのち、VostochnyからSt.Petersburgまでブロックトレーンによる鉄道輸送を行い、St.Petersburgから海上輸送して3月2日にFelixstoweに到着した。
同社のAE19サービスは現在、週3便体制で運行しているが、これまで日本から同サービスを利用した貨物は月間数本程度であった。
今回の輸送は40'コンテナ40本の依頼があったため、日本積み貨物のみでブロックトレーンを編成したもの。
Maerskの西山徹・北東アジア地域マネージングディレクターは、「AE19などのソリューションを日本の顧客に提供できることは、Maerskが多くの輸送モードを日本市場にもたらす可能性を示しており、今後さらに多くのお客様にさまざまな選択肢を提供していきたい」とコメントしている。