Ocean Network Express(ONE)は4月中旬以降、横浜港に3ヵ所ある寄港コンテナターミナル(CT)を、南本牧ターミナル(MC1〜4)に一本化する。
現在、ONEは南本牧のほか、川崎汽船(KL)が借り受けている大黒C-4(オペレーター:ダイトーコーポレーション)と、商船三井(MOL)が借り受けている本牧D-5(同:宇徳)を利用している。
これをMC1〜4の4岸壁の総延長が1600m、大水深で2万TEU級のコンテナ船も入港可能な高規格CTである南本牧に集約する。
ONEでは寄港CTを統一することで、荷役作業の効率化/バースの融通性の向上/同一CT内でのトランシップの実現/空コンテナの引き渡し・返却場所の集約など、一体的な運営が実現するとしている。
今春からKLとMOLは、新たにMC-2をMaerskと3社共同で借り受け、ダイトーコーポレーションと宇徳は、現在MCでONE船のオペレーション業務を行っている日本郵船系のユニエツクス、および三菱倉庫とともにMCでオペレーション業務を実施する。