MaerskとMediterranean Shipping Co.（MSC）で構成する2Mは、東西航路を改編した。MSCが3月10日発表した。

　MSCによると、今回の改編で、欧州／アジア／北米西岸航路の振り子サービスのShogun-PearlとLion-Jaguarの2サービスを分離した。

　ShogunとLionはそれぞれアジア〜欧州航路、PearlとJaguarはそれぞれアジア〜北米西岸航路の、独立したループとして運航される。

　MSCは米西岸港を中心とした世界的な港湾混雑に対応した措置で、事態の改善に向けてサービスを分離してネットワークを再編成することで、スケジュールの信頼性を高め、安定化を図るとしている。

　MSCが発表した4ループの寄港ローテーションは以下のとおり。

■Shogun：上海／厦門〜Tanjung Pelepas 〜Colombo〜Felixstowe／Rotterdam／
　　　　　　Bremerhaven〜Tanger〜Salalah〜香港／上海

■Lion：寧波／上海／塩田〜Tanjung Pelepas〜Sines 〜Antwerp／Le Havre／
　　　　Felixstowe〜Algeciras〜Singapore／Laem Chabang〜塩田／寧波

■Pearl：Vung Tau〜香港／塩田／厦門〜Los Angeles 〜横浜〜厦門 〜Vung Tau

■Jaguar：南沙／塩田〜Long Beach／Oakland〜釜山／南沙