三井倉庫は3月16日、埼玉県加須市で稼働中の関東P&Mセンターのサテライト拠点を、JR貨物の東京貨物ターミナル駅(品川)構内の東京レールゲートWEST内に開設し、4月から本格稼働すると発表した。写真は内観。
P&MはPharma & Medicalの略で、三井倉庫グループではヘルスケア専用施設のブランド名称をP&Mセンターに統一している。
同社では世界有数の医療技術企業の日本法人である日本ベクトン・ディッキンソン(以下、日本B.D.)およびグループ会社のMediconから、日本国内の物流業務を受託して行っており、既存の関東P&Mセンターの敷地内に関東P&MセンターII(仮称)を建設中で、ことし6月の完成予定となっている。この第2期工事の竣工に先駆けて、羽田エリアにサテライト拠点を設けた。
新拠点では、羽田空港に至近な立地を活用して、日本B.D./Mediconの製品群のうち、外科領域の製品/各種検査機器用の試薬製品/補給部品などの緊急性の高い製品を取り扱う。
施設は免震構造で、非常用電源や空調(室温・冷蔵)を備えている。また、QMS(品質マネジメントシステム)や医薬品物流の品質基準であるGDPに準拠した運営体制のもと、リードタイムを順守した最適な配送サービスを提供するとしている。
■関東P&Mセンター 平和島倉庫
所在地: 東京都品川区八潮3-3-22 東京レールゲートWEST内
規模:約4350m2
