日通の現地法人である米国日本通運(以下、米国日通)が、Chicago近郊のイリノイ州Wood Daleに建設していたロジスティクスセンター(写真)が完成し、3月5日に竣工式が行われた。4月1日から営業を開始する。
Chicagoには米中西部の航空貨物のゲートウエーであるChicago・O'Hare国際空港があるほか、内陸一貫輸送される海上コンテナの一大集積地である物流の要衝。また、近隣州も含めて、自動車や医薬品・医療機器などの産業が集積している。
新センターでは、自動車関連荷主の荷姿変換や検品といった付帯作業およびクロスドック物流などの多様なニーズに対応する。米国日通ではO'Hare空港近郊の既存の大型自社施設とともにロジスティクス機能を強化し、事業拡大をめざす。
また、4月の営業開始に合わせて、現在New Yorkにある米国日通本社を同所に移転し、本社部門/営業部門/作業現場の一体型拠点として、事業展開の迅速化・効率化を図る。
■Nippon Express USA, Inc. Chicago Logistics Center
住所:800 North IL Route 83 Wood Dale, IL 60191, U.S.A.
構造:鉄骨造、平屋建て、一部2階建て(事務所部分)
敷地面積:7万5952m2
延床面積:2万9498m2(倉庫:2万6377m2、事務所他: 3121m2)
主要設備:高床ホーム/天井クレーン/メザニン/ 24時間警備/CCTV完備
業務内容:海運貨物の輸出入フォワーディング・ CFS業務/国内トラック輸送/
倉庫業/引越業/ ホワイトグラブサービス(開梱・据付・資材回収)
