TOPページ
横浜・南本牧ふ頭に世界最大級の2万3000TEU型船MSC Isabellaが初入港
 (3/19) Hapag-Lloydがアフリカ航路の蘭NileDutchを買収
 (3/19) 日通の米現法がイリノイ州にChicago Logistics Centerを開設

横浜・南本牧ふ頭に世界最大級の2万3000TEU型船MSC Isabellaが初入港

 Mediterranean Shipping Company(MSC)が運航する世界最大級の2万3656TEU型コンテナ船MSC Isabella(写真)が3月14日、横浜港・南本牧ふ頭MC-3に初入港し、同日、国土交通省関東地方整備局による見学会が開催された。

 MSC Isabellaは全長399.7m、全幅61.0mで、2Mが運航するアジア/北米・欧州サービスに投入されている。同船は14日、米Los Angelesから横浜へ到着し、翌15日深夜に上海へ向けて出港した。
これまでに日本に寄港したコンテナ船としては、19年3月に同港MC-1、2に入港したMSC Eloane(1万9462TEU積み)を抜いて、過去最大となる。

 南本牧ふ頭では新ターミナルMC-4が昨20年8月に暫定稼働し、ことし4月から本格供用が開始される予定で、隣接するMC-3と合わせて、総延長約900m、水深18m(耐震強化岸壁)、24列×9段クリアの超大型コンテナクレーンを備える、大水深・高規格コンテナターミナルとなる。

 見学会であいさつしたMSCジャパンの甲斐督英社長(右上写真)は冒頭、「今回、横浜にMSC Isabellaが寄港したことで、これまで日本に寄港する本船の船型について、港湾環境による入港制約が生じるというボトルネックがなくなった。日本にも世界最大級の超大型コンテナ船が入港できることを世界に向けて発信したい」と強調した。

 また、ことし2月に就任したAPM Terminals(APMT)ジャパンの熊桜社長は「APMTジャパンはMC-1、2の開業と同じ2001年に創業されました。創業から20周年を迎える節目の年に、MC-1、2、3、4の供用拡大と一体運用がスタートします。安全かつ効率的な運営を心がけ、寄港船社により良いサービスを提供し、横浜港の発展に寄与していきたい」と語った。

Last Updated : 2021/03/19