日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2021年2月往航、20年12月復航の速報値を発表した。
2月の往航は前年比23.4%増の148.2万TEUで、2月単月として過去最高を更新した。往航は昨年7月から8ヵ月連続で前年比プラスとなっている。
アジア側の主要な積み地は、昨年2月に新型コロナウイルスの影響で荷動きが大幅に落ち込んだ中国積みが、反動増によって前年比40.5%増となったほか、ベトナム(14.7%増)、インド(13.3%増)、韓国(22.0%増)、台湾(8.0%増)がプラスとなった。日本は前年比33.6%減と、主要国のなかでマイナス幅が最も大きく、このほかタイ(1.4%減)、マレーシア(4.4%減)などが前年割れとなっている。
一方、20年12月復航は4.0%減の51.6万TEUで、昨20年の通年では5.3%減の650万TEUとなった。20年復航の累計荷動き量は、中国揚げが前年比8.4%増とプラスになったが、日本(11.4%減)、韓国(11.5%減)、台湾(6.0%減)、ベトナム(1.8%減)、インド(24.5%減)など、中国以外の主要国向けが軒並み前年比マイナスとなった。
