国土交通省は港湾物流の効率化やコンテナターミナルのゲート前混雑の解消などを図って、プロジェクトを進めてきた港湾デジタル・システムである“Cyber Port(サイバーポート)”の運用を4月1日から開始する。
従来、紙/電話/メールなどで行われている民間事業者間の港湾物流手続を、プラットフォームとなるCyber Portを通じて電子化することで、業務の効率化や物流業務全体の生産性向上を図る。
フォワーダー/海貨/倉庫/ターミナル・オペレーター/陸運/船社/荷主/通関/船舶代理店など利用希望者は、Cyber Portのポータルサイト(https://www.cyber-port.net)からの利用申請が必要だが、利用料は当面、無料となっている。
また、同省港湾局ではCyber Portの機能改善や利用促進のための実証事業への参加者を公募している。3月12日から公募が開始されており、4月8、13日の両日、オンラインの説明会が行われる。
応募書類提出の締切は5月31日で、実証事業を9月中旬〜22年2月に実施する予定。詳細は国交省の専用ページ(https://www.mlit.go.jp/kowan/kowan_kikaku_API_210312.html)に掲載されている。