福井県/敦賀港国際ターミナル/サンスターライン/近海郵船は3月18日、福井県内の事業者向けに敦賀港を紹介する「敦賀港見学バスツアー」を共催した。
今回のツアーには、福井県内企業22社から35名が参加。ツアーでは、敦賀海陸運輸と福井県による敦賀港の概要・助成制度の説明のほか、鞠山南地区コンテナヤードの見学/川崎・松栄岸壁および外航RoRo船内の見学が行われた(写真)。
福井県産業労働部の小浦克之副部長はあいさつで、「2050年のカーボンニュートラルによる脱炭素社会の実現には、(事業者の)地元の港の利用により陸送距離を減らしてCO2を削減することが有効」と述べた。また、「太平洋側の港が利用できなくなった場合への備えなどBCPの側面からも、平時から敦賀港を利用してほしい」と参加者に敦賀港の積極利用を呼び掛けた。
サンスターラインの野瀬和宏社長は、「敦賀港にはサンスターや近海郵船、新日本海フェリーが寄港しており、フェリー/RoRo船のメッカと言ってよいのではないか。しかし、フェリー/RoRo船サービスは、荷主や物流会社にはまだ知られていない輸送サービスであるとの声も多い。今回の見学会を通じて、地産地消という言葉に模して“地産地港”の利用に期待したい」と語った。
