スエズ運河で現地時間3月23日午前7時40分頃、Evergreenが運航する欧州航路船Ever Given(2万TEU積み)が同運河の紅海側の入り口から約11kmの地点で座礁した。
タグボートを使った復旧作業が行われているが、日本時間25日午前の時点で、スエズ運河は南航・北航の両方向とも通航不能となっており、通航が可能になるまで2日ほどかかる見通しと伝えられる。
同船は全長400m、全幅59mの超大型コンテナ船でアジアから欧州へ向かっていた。スエズ運河庁では砂嵐による視界不良が事故の原因としている。
アジア〜欧州航路では新型コロナ感染拡大の影響で、コンテナ船の遅延が慢性化しており、復旧が長引いて遅延が拡大することが懸念されている。