ロシア船社FESCOの日本総代理店を務めるトランスロシアエージェンシージャパン(TRAJ)はこのほど、FESCOのシベリア鉄道を利用した欧州向け新サービスFESCO Trans Baltic Bridgeを開始したと発表した。
新サービスは日本・韓国・中国からロシアVladivostokへ海上輸送したのち、FESCOが運行している既存のブロックトレーン・サービスFESCO Baltic ShuttleでSt.Petersburgへ12日間で鉄道輸送し、その後、同社バルト海航路サービスでAntwerp/Rotterdam/Hamburgの欧州各港へ海上輸送する。トランジットタイムは、横浜発でRotterdamが32日、Hamburg/Antwerpが37日を想定している。
TRAJはFESCO Trans Baltic Bridgeの開始によって、既存のベラルーシ・ポーランド経由の欧州向け鉄道輸送サービスTrans-Siberian Land Bridgeと合わせて2ルートで欧州向けサービスを展開していく。