鴻池運輸は3月31日、国内農産品の調達から海外バイヤーへの販売までを一貫して行う「KONOIKE フレッシュサービス」を本格始動し、併せて同社ウェブサイトにサービス紹介ページを公開したと発表した。当面は香港向けのサービスを提供し、順次その他エリアにも展開していく予定としている。
同サービスは、海外での販売機会を創出したい国内の生産者や産地の要望に応えて、鴻池グループの海外ネットワークを基盤に調達から海外販売までを一貫して行うサービス。生産者にとっては、輸出手続きなどが不要となるメリットがある。
鴻池では現在、昨20年12月に開始した熊本県産いちご(恋みのり/ゆうべに)の香港への輸出実績をもとに、年間を通じた農産品の輸出・販売に取り組んでいる。今後は、日本国内の集荷先を広げると ともに、鴻池グループのアジア各国拠点(9ヵ国・現地法人27社)を軸として販売ネットワークを構築・拡大する計画。