中国・塩田港では、新型コロナウイルスの感染者が拡大、それに伴い当局が検疫を強化したことで港湾機能が低下している。
塩田コンテナターミナル(YICT)では、5月25日午後10時から27日まで輸出コンテナの搬入を一時的に停止、その後30日まで輸入制限を延期していた。Coscoの発表(6月1日)によると、31日午前0時から、6月6日まで本船到着予定日(ETA)3日前までの貨物を対象に搬入を受け付ける。
またMaerskの発表(5月31日)によれば、YICTの西側エリアは、現在稼働を停止。東側エリアでは、消毒・検疫の強化が続いており、ターミナルの生産性が通常時の約30%と著しく低下している状態だという。現在の船舶の接岸遅延と港の混雑状況は、少なくとも 1週間は続くと予想されている。
Cosco、Maersk、MSCなどが塩田港を抜港または近隣港へと切り替える方針を公表している。