川崎汽船はこのほど、次世代舶用燃料として期待されるアンモニアの舶用燃料利用を目指す協議会を立ち上げたと発表した。
同協議会は国際海事機関の脱炭素目標に向けて、エネルギー/鉱山/電力/化学/ターミナル/海運/造船/製造/舶用燃料供給/船級協会など、業界の枠を超えた22社とアンモニア利用の共通課題を共同で検討することを目的としている。
同協議会が検討を行うのは、(1)アンモニア燃料船の安全性評価、(2)アンモニア燃料供給における安全性評価、(3)舶用燃料としてのアンモニア仕様、(4)アンモニア製造におけるCO2排出量、の4点で、また今後、アンモニア製造者/関連する国際機関/舶用アンモニア燃料供給国として可能性の高い国の港湾管理者や当局に、意見、見解、専門知識、経験の共有を求めることも検討している。