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JIFFA第10回通常総会後の会見:コンテナ船の需給逼迫が喫緊の課題
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JIFFA第10回通常総会後の会見:コンテナ船の需給逼迫が喫緊の課題

 国際フレイトフォワーダーズ協会(JIFFA)は10日、都内で第10回通常総会を開催した。

 役員改選では新任の副会長に日本通運の内田敏朗専務執行役員、山九の國清嘉人常務執行役員、新任の理事に鈴与の鈴木一寿取締役、日陸の栃木良治取締役常務執行役員、丸全昭和運輸の吉村勝也執行役員が就任した。

 総会後の会見で渡邊淳一郎会長(日新・代表取締役専務執行役員、写真)は、2020年度にJIFFAメンバーが取り扱った国際複合輸送貨物(トンベース)について、「輸出入合計で上期が5199万トン(前年同期比16.7%減)で過去最大の減少率となったが、下期には一転して6.7%増の6052万トンに回復する対照的な荷動きとなり、通期では5.6%減の1億1251万トンだった」と述べた。

 また「通期のTEUベースの実績は、輸出が6.9%減の184万TEU、輸入が2.5%増の302万TEU、輸出入合計では1.3%減の486万TEUだった」と報告した。

 そのほか、現状のコンテナ船のスペース不足について、「フォワーディング事業の根幹をゆるがす問題だ。JIFFAは昨年11月、需給の逼迫具合についてメンバーにアンケート調査を実施し、その結果をもとに国交省に状況改善に向けた要望書を提出した。そうした流れの中で、ことし2月には国交省から、船社/荷主/物流業者など関係者に、過剰なブッキングの抑制や効率的なコンテナの運用を求める書面を出してもらった」と活動を紹介した。

Last Updated : 2021/06/18