SGホールディングス(SGHD)は6月17日、グループ傘下のSGHグローバル・ジャパンが、中国ECモールAlibabaグループのロジスティクス部門を担う菜鳥網絡とパートナーシップ連携を行うと発表した。
2013年にAlibabaグループの物流会社として設立された菜鳥は、デジタル・プラットフォームの活用によるサプライチェーン全体の効率化を図っており、パートナー企業と協力して中国本土のあらゆる場所へ24時間以内に、また世界中へ72時間以内に配送することを目指している。
SGHグローバル・ジャパンは今回の菜鳥とのパートナーシップ提携において、「当社の国際物流のノウハウを活用することで、越境EC事業を行う日本企業だけではなく、中国の消費者の顧客満足度も向上するよう、高品質な輸送サービスを提供する」としている。
SGHグローバル・ジャパンと菜鳥は、輸出入に必要なシステム連携を行った上で、ことし5月26日から物流業務を開始、現在は大阪から週6便の航空便で日本〜中国間輸送を行っている。
また6月18日以降は、SGHDグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」内にある東京倉庫からの出荷も計画している。これによりSGHグローバル・ジャパンは、菜鳥から同社の日本〜中国間消費者向け直送物流(越境EC“Tモールグローバル”のTモール海外フルフィルメント)を受託することとなる。