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三菱HCキャピタルが米コンテナリースのCAIを買収
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三菱HCキャピタルが米コンテナリースのCAIを買収

 三菱HCキャピタルは6月18日に開催した取締役会で、米国の海上コンテナリース会社CAI Int'l, Inc.の全株式を取得して完全子会社化することを決議し、CAIとの間で契約を締結した。

 取得価格は約11億800万ドル(約1219億円)で、CAI社の株主総会での承認と関連国当局の認可が得られれば、21年央〜年末に買収を実行する予定。

 三菱HCキャピタルは傘下にコンテナリースのBeacon Int'l Leasing(BIL)を持っており、CAI買収によるシナジー効果により収益の拡大、成長の加速を図る。保有コンテナ数では、業界5位のCAI(174.5万TEU)と6位のBIL(151.5万TEU)を合わせると、業界2位グループの規模となる。

 CAIは世界39ヵ国、180ヵ所のコンテナデポと契約し、12ヵ国に13拠点を有している。

 コロナ禍で、巣ごもり需要の拡大などによる貨物量の増加を受けて、世界的に海上コンテナ不足が発生しており、現在、コンテナリース事業は持続的な成長と高い収益性が期待できる市場となっている。

 三菱HCキャピタルは本21年4月に三菱UFJリースと日立キャピタルの経営統合で発足しており、今回のCAI買収は統合後の投資案件の第一弾となる。

Last Updated : 2021/06/25