Ocean Network Express Japan(ONEジャパン)によれば、6月25日の時点のLos Angeles(LA)/Long Beach(LB)港の沖合での待機船は約9隻となっている。
同じカリフォルニア州のOakland港では約24隻が着岸前に待機中となっていて、北米西岸全体の混雑状況に大きな改善は見られない。
また、7月4日の独立記念日と、翌7月5日の振替休日はターミナルの稼働が休止し、記念日前後は労働者不足となるため、さらなる混雑が予想されるとしている。
北米西岸のターミナル状況については、LA/LBをはじめ、TacomaやSeattleなどで依然、大量の内陸向け貨物が滞留している。
鉄道の貨車不足も深刻で、ターミナルから内陸向け鉄道への接続にLA/LBで12〜17日、Oaklandで4日、Tacoma/Seattleで6〜11日程度を要する状況になっているという。
また、大量の貨物が北米西岸から内陸向けに輸送されることで、内陸の鉄道ランプ、特に中西部Chicagoで深刻な混雑が続いているとしている。