日本通運はこのほど、現地法人の日通国際物流(中国)有限公司が、生物系医薬品の輸送を中心とする中国の物流企業・上海生生物流有限公司(以下、生生物流)と5月末に業務提携の覚書を締結したと発表した。
中国日通は同国において、医薬品の供給と品質管理に関する基準であるGSP(Good Supplying Practice)規則により、外資系企業が参入できない医薬品物流の業務領域をカバーするために、生生物流との業務提携を検討してきた。
今回の業務提携を通じて、日通の中国国外のグローバルネットワークを生かした医薬品物流サービスと、生生物流の中国国内の輸送ネットワークや保冷・定温の梱包技術を組み合わせることで、今後、複数温度帯の海上混載輸送サービスやコールドチェーン一貫輸送サービスなどを開発していき、中国内外での医薬品物流の強化を図っていく。