DHL Supply Chain(以下、DHL SC)はこのほど、新たに設計された世界クラスの配送センターである専用デポ“London Thames Gateway”の建設に着工した。2023年春にフルスイングで稼働し、食糧品メーカーである米Marsの英国法人Mars UKが、施設の60%を占有することになっている。
建設される施設は天井高42mでオリンピックプール645個分に相当する内部容積の倉庫を含んでおり、規模の大きさと高度な自動化により、コストと時間の節約を実現する。
DHL SCではこの施設のほかに、East Midlandsにも同様の施設を建設中で、2つの配送センターの建設に計3億5000万ポンド(約536億円)を投資することになる。
また、これらの施設を利用することで、Mars社は英国での輸出ロジスティクスにおけるCO2排出量を7.7%削減できるという。