Maerskはこのほど、メタノールを主燃料とする世界初のカーボンニュートラルのコンテナ船を現代尾浦造船に発注したと発表した。
船型は2100TEUタイプで23年半ばまでにデリバリーされ、同社グループSealandのバルト海航路に投入される予定。メタノール推進機関は、Maerskと現代尾浦が共同で開発を行う。
同船は全長172mで、メタノールと低硫黄燃料の双方に対応したデュアルエンジンを搭載する。使用するメタノールは化石燃料に由来しないEメタノールまたはバイオメタノールを想定している。
同社はメタノール船の導入によって23年以降、サプライチェーンのカーボンニュートラル化を達成することが可能となり、顧客の脱炭素化の支援に大きく寄与するとしている。