商船三井(MOL)とTotalEnergies Marine Fuels(以下、TEMF)は7月12日、フランスで初となるLNG燃料供給船の海上公試を実施し、成功したと発表した。
このLNG燃料供給船はTEMFがMOLから用船する2隻目で、中国の滬東中華造船(Hudong-Zhonghua Shipbuilding)で建造中。TEMFとMOLは2019年11月に長期用船契約を締結し、20年4月に建造を開始した。
21年4月に進水後、6月に上海沖での海上公試を実施、21年末までに就航予定となっている。
同船はフランス籍/全長135m/1万8600m3型で、南仏Marseilles-Fos港を拠点に地中海域で運航する。まず、CMA CGMのLNG燃料コンテナ船およびMSC Crociere社が建造中のLNG燃料クルーズ船への燃料供給に従事することが決まっている。
LNGを主燃料として、外部からの自然入熱などにより気化するガスを再液化できる機能を持つ、環境に配慮した最新鋭船。