山九は7月19日、コンテナを利用したコンテナホテルの開発・運営を行う(株)デベロップと、災害時の“レスキューホテル”出動に関して協力を行うことについて、提携すると発表した。
この提携は災害など有事の際に、デベロップ社が開発・運営するコンテナホテル(写真)をレスキューホテルとして被災地または避難施設などで活用する際に、山九の所有する車両を優先的に利用することができるほか、同社のもつ設備輸送のノウハウを活用してコンテナホテルの移設作業に関する協力を行うという内容。
山九は今回の提携について、「レスキューホテルを活用することで、復興作業時に宿泊施設や診療所、休憩施設などをスピーディーに設置することが可能となる。利用者にとっては、そうした施設を保有する必要がなく、必要な時にのみ利用することができるため、大幅なコスト削減が可能となる」とした上で、「また、この活動はSDGs(持続可能な開発目標)の観点からも有用と考えており、CSR(企業の社会的責任)の側面も考慮して提携に至った。今後も山九グループは地域と社会に貢献のできる取り組みを拡大していく」としている。
