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佐川GLが東松山SRCにロボットソーターとRFIDを導入
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佐川GLが東松山SRCにロボットソーターとRFIDを導入

 SGホールディングスグループでロジスティクス事業を展開する佐川グローバルロジスティクス(以下、佐川GL)は8月4日、東松山SRC(=SGリアルティ東松山、埼玉県東松山市)に次世代型ロボットソーター“t-Sort”(写真)とRFIDシステムを導入したと発表した。

 東松山SRCでは繁閑期で作業量の差が大きく、大掛かりなソーターを導入してもコスト増に見合った効率アップが見込めないことから、人による仕分けを主体に作業を行っていたという。

 今回佐川GLが35台を導入したt-Sortは、繁閑に応じて使用するロボット台数を変更することで、処理能力の調整やコストの流動化を図ることができ、また従来型のソーターと比べて導入までのリードタイム短縮や省スペース化が可能としている。

 佐川GLは、「導入したことでヒューマンエラーによる誤発送が解消し、作業にかかる人員を27%削減して作業負荷が大きい出荷作業に振り替えることができた。その結果、全体の作業時間が短縮され、東松山SRCの全従業員の労働時間短縮につながった」としている。

 また、t-Sort導入に合わせて商品のスキャニング方法にRFIDシステムを組み合わせ、入力作業の簡略化を図ることで、新規就労者の早期戦力化とハンディ機器の操作習得時間の約7割削減を達成した。

 東松山SRCではt-SortとRFIDシステムの導入により、1時間あたりの人による仕分け作業と比較した場合、出荷作業は1.32倍、出荷よりも煩雑な返品作業については、4.43倍の生産性向上につながった。

Last Updated : 2021/08/13