セイノーホールディングス（以下、セイノーHD）は8月10日、丸久運輸（本社：和歌山県伊都郡）と同社の株式100%を取得することで合意したと発表した。8月31日付けで同社をグループ化する。

　丸久運輸は阪和地域を基盤として、常温・低温分野の輸送／倉庫／物流センター／流通加工などの業務を行っており、食品や飲料関係の取り扱いを得意としている。とくに3温度帯のBtoB末端配送業務を365日実施しており、最近は物流センター事業の拡大により、3PLサービス／SCM構築／物流ネットワーク整備などの事業も展開している。

　今回の買収はBtoB輸送において、首都圏／近畿圏／名古屋圏の配送網を緻密化し、温度帯物流を確立する事業計画の一環。 丸久運輸のグループ化により、（1）コールドチェーンネットワークの拡充／（2）3温度帯物流拠点の確保／（3）阪和地域におけるグループ会社との事業シナジーの促進、などをめざす。