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寧波舟山港がコロナ感染で業務停止
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寧波舟山港がコロナ感染で業務停止

 中国の主要コンテナ港である寧波舟山港は8月11日、従業員1人が新型コロナウイルス検査で陽性反応を示したため、業務を停止したと発表した。

 寧波舟山港傘下のコンテナターミナル、寧波梅東集裝箱碼頭も、同日からすべての入港、荷役サービスを停止している。寧波舟山港は、コンテナ取扱量で上海に次ぐ中国第2のコンテナ港。ことし1〜6月の取扱量は前年同期比21.3%増の1607万TEUだった。

 ことし5月には中国・塩田港で新型コロナ感染者が発生、それに伴い当局が検疫強化を実施した。その影響で塩田国際コンテナターミナルの機能が大幅に低下し、多くのコンテナ船が滞船する大混乱となった。6月末までには塩田港の稼働は全面的に再開したものの、広州港など周辺港にも混乱が広がった。

 寧波舟山港の業務停止は、コンテナ船の深刻な遅延を引き起こす可能性があり、特に、北米航路に影響を及ぼすことが懸念される。

Last Updated : 2021/08/13