徳翔海運(T.S. Lines)は8月3日、1100TEU型コンテナ船6隻を馬尾造船(中国・福建省)に新造発注したと発表した。第1船は2023年3月のデリバリー予定となっている。
新造船は総トン数が1万トン未満で、日本寄港で水先人の乗船を必要としないサイズのため、対日サービスでコスト競争力がある。
T.S. Linesは昨年、1900TEU型や2700TEU型を発注、さらに本年には7000TEU型船4隻の新造を発表するなど、船隊整備に力を注いでいる。現在、同社は用船も含めて47隻/船腹量10万TEUを運航しており、アジア域内を中心に53ループでサービスを展開している。
本21年に新たに船隊に加わる新造船および買船の計3隻と合わせて、本年末には自社船が26隻になり、自社船比率は55%に達する。
同社では現在建造中の本船がデリバリーされる2024年には、自社船は42隻に増え、自社船比率は70〜80%に拡大するとしている。