Maerskは8月6日、2021年第2四半期(4〜6月期)業績を発表した。
売上高は前年同期から58.2%増の142億3000万ドル、最終利益は前年同期の4億4300万ドルの黒字から37億4600万ドルの黒字と8倍以上も伸びた。
新型コロナウイルスの影響を受けたサプライチェーンの混乱とコンテナ荷動きの大幅な拡大によって前代未聞の運賃高騰が続いた結果、Maerskだけでなく各船社とも歴史的な好業績となっている。
海運部門(Ocean)の業績は、売上高が110億7200万ドル(前年同期比68.5%増)、EBITDA(金利+減価償却費+税引前営業利益)は前年同期の13.6億ドルから44.0億ドルと3倍以上に拡大している。
また、コンテナ輸送量は334万FEU(15.1%増)と2桁増となった。このほかバンカー価格が475ドル/トン(44.8%増)と増加したものの、輸送コストはFEUあたり2039ドル(0.9%増)と横ばいであったことや運賃の大幅な上昇があったため、FEU当たりの平均運賃収入が3038ドル(58.6%増)と1.5倍以上も拡大している。