DHL Freightは8月17日、Frankfurt近郊のErlenseeの工業団地内に新たに貨物センターを開設すると発表した。工業団地内の旧軍用飛行場の施設を改修するなどして活用する。8月中旬に起工式が行われており、2022年半ばに完成する予定。画像は完成予想図。
DHL FreightはDHLグループでトラック輸送事業を担っており、新センターを新たな積み替え拠点として、欧州の道路輸送ネットワークの効率と品質を向上させる。現在、敷地内に歴史的建造物として保存されている旧空軍基地タワーの改修などを行い、敷地全体で8万2840m2のセンターは、クロスドックターミナル(1万2000m2)、特殊化学品および一般生産資材の倉庫(1万500m2)、オフィス(3800m2)の3つの建物で構成される。
同社ではトラック輸送とカスタマイズされたロジスティクスの需要は増え続けており、現在同じ地区のMaintalにある既存の施設では、貨物の取扱能力が不足するためErlenseeに新拠点を開設するとしている。
完成後には既存のMaintalターミナルの従業員など260名が新施設に移る予定で、300名程度まで増員することを想定している。
