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MOLが外航海運へのロボット導入で(株)メルティンMMIと覚書
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MOLが外航海運へのロボット導入で(株)メルティンMMIと覚書

 商船三井(MOL)は8月23日、生体信号・ロボット技術を利用したサイボーグ事業を手がけるベンチャー企業の(株)メルティンMMI(以下、MELTIN)と、外航海運事業における船舶設備への遠隔操作ロボット設置・導入を目的として、覚書を締結したと発表した。

 MOLはMELTINの遠隔操作ロボット技術について、「危険作業、長時間作業、高温・低温環境などの人による作業が難しい領域での活用を想定して開発が進められている」として、MELTINの技術を導入することで船員の労務負担の軽減が可能になると説明。

 さらに、「近年、整備が進む海上の高速通信環境とMELTINの持つ遠隔操作ロボット技術とのシナジーが期待される」ことから今回、戦略的な関係の構築とさらに具体的な検討を進めるため、MELTINとの覚書締結を決定したとしている。

 今後は、遠隔操作ロボットや関連技術を導入する船種・航路の特定や、海上で必要となる通信技術の導入見通し・要求レベルに関する検討、また実証実験などを進める計画。

 写真はMELTINの人型遠隔操作ロボット“MELTANT-β”(左)とMOLの次世代型自動車船Beluga Ace(右)。

Last Updated : 2021/08/27