日本海事センター・企画研究部がこのほど発表したContainer Trades Statistics Ltd. （CTS）の統計に基づく「アジア〜欧州間の2021年6月コンテナ荷動き」は、アジア発の往航が前年同月比10.2%増の147.2万TEUで5ヵ月連続でプラスとなった。

　また、21年1〜6月の累計は838.4万TEU（前年同期比16.6%増）で、上半期として過去最高の荷動きとなった。

　6月のアジア積みは、中華地域（中国、香港）が8.9%増、北東アジア（日韓台、極東ロシア）が29.5%増、東南アジアが4.8%増と、好調な荷動きが続いている。

　一方、欧州発の復航は1.4%増の65.5万TEUで5ヵ月連続のプラス。復航の上半期は3.7%増の402.7万TEUとなり、往復航ともに過去最高を更新した。

　アジア側の揚げ地は、中華地域が5.2%減、北東アジアが9.2%増、東南アジアが12.3%増であった。