シンガポール船社Pacific Int'l Lines(PIL)は4月10日、中国〜インド・パキスタン航路に投入しているコンテナ船Kota Megah(写真)で、バイオ燃料を使用したトライアル運航を実施した。
同船に使用されたバイオ燃料は、脂肪酸メチルエステル(FAME)と超低硫黄舶用燃料(VLSFO)を混合したもので、Singapore港で補給が行われた。
PILでは今回のトライアルにより、ドロップイン燃料(既存のエンジンの仕様を変更せずに、船舶用燃料として使用が可能)としての温室効果ガスの削減効果や運用面、主機への影響などを確認する。
同社は、脱炭素化の目標を達成するための継続的な取り組みの一環として、ことし3月にLNG(液化天然ガス)と低硫黄燃料の双方に対応可能な二元燃料エンジンを搭載した1万4000TEU型4隻を新造発注している。
PILのLars Kastrupエグゼクティブ・ディレクターは「液化天然ガス(LNG)燃料を最も迅速で実用的な移行燃料オプションとして選定したが、既存の運航船における現実的なソリューションを模索しており、今回のバイオ燃料によるトライアル実験はその一環となる」とコメントしている。
