TOPページ
日本郵船/三菱造船が大型LCO2船の設計基本承認を取得
 (5/20) 鴻池運輸が海上輸出入業務のオンライン支援サービスを開始
 (5/20) 山九が大阪に危険物倉庫8棟を建設へ、23年4月開設で温度管理品にも対応

日本郵船/三菱造船が大型LCO2船の設計基本承認を取得

日本郵船(NYK)は5月16日、三菱造船と共同で実施中の船舶による二酸化炭素(CO2)輸送技術の開発に関して、日本海事協会(NK)から設計基本承認( AiP、Approval in Principle)を取得したと発表した。

 現在、国際的に2050年までのカーボンニュートラル達成に向けた動きが広まる中で、その実現に有効な手段として、CO2を回収して転換利用や貯留を行うCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage)が注目されている。

 このバリューチェーンにおいては、液化されたCO2を貯留する、または利用拠点まで輸送する液化CO2輸送船(LCO2船)が重要な役割を担うものとして、将来的な需要の拡大を期待されているところ。

 LCO2船では、低温かつ圧力の高い状態で液化されたCO2ガスをカーゴタンク・システムに格納して輸送するが、そのシステムのデザインは、LCO2ガスの温度や圧力条件に大きく依存するため、将来の大量輸送実現に向けて同システムや船体の大型化が重要な技術開発上の課題になっている。

 この課題に対応すべくNYK/三菱造船の両社は、中型〜大型の複数船型の間で異なるタンクの圧力設定を考慮したそれぞれのカーゴタンク・システムと船体部分について、その成立性や規則、基準への適合性を確認して、今回AiPを取得したとしている。

 NYKはAiP取得について、「CCUSバリューチェーンにおける多様な技術をもつ三菱重工グループと一体となり、中小型船のみならず大型LCO2船運航の早期実現を目指して取り組んでいる。今回AiPを取得した船型をもとに、さらなる大型化を含む各プロジェクトに適した船型の検討を進めるなど、さらにCCUSバリューチェーンへの参画を促進していく」と述べている。

Last Updated : 2022/05/20