4月のアジア18 ヵ国・地域発の米国向け往航(北米東航)のコンテナ輸送量は、前年同月比12%増の約198万TEU と、4月単月では過去最多を記録した。中でも中国積みは2ヵ月ぶりに100万TEUを超えているから、4月も相変わらずの対米荷況の旺盛さを窺わせたところ。
しかし、関係船社によると、この5月の連休明けからは、さしもの米国向けコンテナフローにも少し一服感が出てきているようだ。そのため、米国西岸のLos Angeles(LA)/Long Beach(LB)港の滞船・滞貨も今月はだいぶ改善している。
理由として推測されているのが、アジア側における貨物の最大発生拠点である上海でのコロナ封鎖が長引いていること、影響で上海や周辺港で滞船が発生していること、さらに半導体を筆頭とする部品の調達不足によって、日本やアジア全域でモノの生産が滞っていることなどである。
15ヵ所のコンテナターミナルを擁するLA港のホームページを覗いてみると、6月1日現在で待機船はゼロとなっており、46隻が荷役中。本船のバース滞留時間は平均4.1日間、コンテナ/シャーシのCY内滞留は平均8.6日間となっている。2月頃は沖合いでの待機船が100隻もあったから、だいぶ改善したことは確かなようだ。
しかし、関係者によれば、上海でのロックダウンが完全解除され、同地で滞留していた大型コンテナ船が再びLA/LB港に向かってスケジュール通り動き出し、かつアジアでの部品不足が解消して生産体制が回復すれば、需要自体は旺盛なので、再びLA/LB港に混乱が戻るとの観測は消えていない。