日本海事センター・企画研究部はこのほど、「アジア(日本含む)〜米国間のコンテナ荷動き」の2022年5月往航と3月復航の速報値を発表した。
5月の往航は前年同月比8.3%増の199.2万TEUで、5月単月で過去最高を更新した。
アジア側の積み地は、台湾(3.1%減)、マレーシア(1.0%減)などを除いて主要なすべての積み地が前年同月比プラスとなった。トップの中国積みが5.1%増だったほか、ベトナム(10.9%増)、韓国(22.7%増)、インド(17.4%増)、タイ(16.5%増)、日本(11.0%増)など軒並み2桁プラスとなっている。
また、品目別では上位10品目のうち1位の「家具・寝具など」が2.9%減、5位の「電気機器、AV機器など」が1.2%減、6位の「自動車部品など」が2.1%減と3品目がマイナスを記録したが、そのほかの7品目がプラスとなった。
なかでも、4位の「プラスチック及びその製品」が14.7%増、8位の「ゴム及びその製品」が26.2%増、10位の「履物、帽子、傘、つえ、調整羽毛など」が38.9%増とそれぞれ大幅に増加している。
一方、3月の復航は前年同月比20.1%減の50.0万TEUで10ヵ月連続のマイナスとなった。アジアの主要な揚げ地は、インド(6.8%増)がプラスとなったものの、トップの中国揚げの21.1%減を筆頭にすべての揚げ地が2桁マイナスとなっている。
海事センターによると、「米国からアジア向けの海上コンテナ航路は、アジア向けの空コンテナ輸送にスペースを取られることや、港湾混雑の影響による減便など、アジア側の需要減少というよりも航路・運航的に運べないという問題で荷動きが落ちている」とコメントしている。
