米国西岸諸港で、トラックドライバーらの抗議活動により、混乱が広がっている。
カリフォルニア州では、単発や短期の仕事を請け負う「ギグワーカー」の権利保護を目的とした法案AB5(Assembly Bill-5)が施行される予定だが、多くの独立系ドライバーが、個人事業主を続けるコストが高くなり、企業勤務を強いられることを理由に、同法案に反対する抗議デモを行った。
ドライバーによる抗議活動は、Los Angeles(LA)/Long Beach(LB)両港でも行われたが、特に大きな影響を受けたのがOakland港だ。
同港では7月18日から抗議活動が始まったが、ドライバーたちのピケにより港湾労働者がCTに出勤できず、20日には同港最大のOICT(Oakland International Container Terminal)が閉鎖状態になった。
これに伴い、Oakland港湾局は21日、各CT周辺で、抗議活動を行うためのフリースピーチゾーンを確保し、港湾運営に支障がないようドライバーたちに呼び掛けた。その結果、7月23日には全ターミナルでオペレーションが再開された。
同港によると、約1週間におよぶ抗議活動により、医療品や農産物、自動車部品、家畜などの物流が滞ったとして、早急にターミナル内の滞貨解消に向けて取り組んでいくとしている。